2016年、米ハーバード大学の教育学大学院長であるジェームズ・ライアン氏が、卒業式で行ったスピーチの『5つの問い』は、卒業式の参加者だけでなく、インターネットを通じ、世界中の多くの人々の心を打ちました。
- Wait, what?(待って、どういうこと?)立ち止まって考える
- I wonder...?(~なのはなぜだろう?)好奇心を持つ
- How can I help?(どんな手助けをしたらいいだろう?)手を差し伸べるにも考える
- Couldn't we at least...?(少なくとも~できるのでは?)行き詰まっても諦めない
- What truly matters?(本当に重要なことはなんだろうか?)本質を問う
当館は、日本の水族館の現在を見据え、5つ目の問いに着目しました。
水族館とは
自然へ目を向けなくなっていく現代社会において、水生生物の展示や体験を提供し知っていただくことで、
私達の生活に大きく関わっている自然・生物を守りたいという心を、社会の中で育てるための教育施設。
ということが本質であると考えます。
多くの方々に知っていただくためにアミューズメント性やエンターテイメント性を持つのであって、単なるアミューズメント施設となってしまっては、「水族館=生物を痛めつけているだけの施設」ということになってしまいます。
アミューズメントが目的となり生物を痛めつけているだけの水族館が多い中、屋号に「アミューズメント」が付いているにも関わらず、あくまでも手段であると宣言します。
このような小さな水族館ですが、大きな志を持って精進してまいります。
皆様の温かいご支援を、今後も継続していただけますよう、宜しくお願い申し上げます。